【症例報告】
左アキレス腱の痛み
40代 男性 ランナー
1ヶ月の走行距離は、250〜300キロの患者さん。
1週間前から、ランニングの際に左アキレス腱の痛みがあり来院下さいました。
「今、痛みがでる動きなどはありますか❔」
「特別ないですが、ここをつまむと痛いです」
「こんな感じでしょうか❔」
「痛てててっ!!
軽くつまむ程度でも痛みが強くでる状態。
足のアライメントをみてみます。
両方の膝裏が真上を向いた状態で、左のかかとが内側へ倒れています。
もう一つ気になるのが、
腓腹筋とアキレス腱の筋肉と腱の移行部分の腫れぼったさ。
ちょうどこの辺り↓
立った状態でも姿勢をみてみます。
左の膝が内側を向いて、膝の裏側が外を向いています。
さらに、大腿骨も前へ偏移しています。
ここまでで、アキレス腱に負担をかけている原因がイメージできました。(説明すると長くなりますが(^^;)
まずは、もも内側や付け根の筋肉から治療
「痛いぃぃぃ〜、、、」
「楽になるので、頑張って下さい!!」
続いて、膝裏の内側
「うあぁー、ここもやばいですっ」
ふくらはぎの筋肉と腱の移行部の癒着は、
超音波とハイボルテージのコンビネーション治療で。
アライメントはこう変わりました。
左のかかとが内側へ倒れていましたが、まっすぐを向きました。
立っている姿勢では、内側を向いていた膝がやや後ろほ向くようになり、前へ偏移していた大腿骨も後ろへ下がりました。
最後にアキレス腱をつまんでみます。
「痛みはどうですか❔」
「まだ痛いですけど、最初よりは全然いいですっ」
また走ってみて様子を聞かせて下さいね(^ ^)