【症例報告】
左のもも裏と右の前ももが痛いです
サッカー 高3
肉離れ
富士市
2ヶ月程前に右の前もも(大腿直筋)の肉離れを起こし、
今は、少し気になる程度まで回復
今回は、左のもも裏(ハムストリングス)の痛みでの治療
ダッシュトレーニングで痛めたようです
なぜ痛めてしまったのか、原因を探っていきます
まずは、姿勢をみてみます
赤い線の上に、身体の重心が乗っかることで、身体の筋肉や関節に負担が少なくてすみます
腰の反りが強く、骨盤も前に傾き、重心が全体的に前へ流れています。
↓の絵で説明するように、このような反り腰のタイプは、前もも、後ろももの筋肉のバランスが崩れ、今回のような、大腿直筋、ハムストリングスといった筋肉に負担をかけやすくなります
この反り腰が基本の姿勢となり、ダッシュ、キック、切り返しなどの動作を繰り返すことで、筋肉の怪我に繋がります
治療前後で比較してみます
治療後は、赤い線の重心線に体全体が近づきました
(耳と肩の位置を見るとわかりやすいです)
↓次に、前屈の動きをみてみます
お尻が後ろに引けて前屈しています
この前屈の仕方だと、もも裏の筋肉は伸ばされやすくなります
治療前後で比較してみます
治療後はお尻の後ろへの引きが減りました
↓最後に身体の反り方をみてみます
身体を反ると、股関節の動きが少なく、
膝を曲げているのがわかります
治療前後で比較してみます
股関節の動きが出て、膝が曲がらなくなりました
まだ所々に硬い筋肉があるので、そのあたりの肉質を整えることでさらに良くなります
スポーツ全般的に多い肉離れは、このように身体のバランスの崩れからきます
特に、真面目に一生懸命頑張っている選手に発症します
どんなに、自分でケアをしていても、全力で練習に打ち込んでいれば、筋肉の肉質は硬くなってしまいます
怪我が頑張る選手の邪魔をしないように、サポート出来ればなと思っています